その店は鳥吉という。
萩市の繁華街の入り口でひっそり営業している焼き鳥屋さんである。
ひっそりと言うもののそれは佇まいだけで、萩の者なら一度は耳にしたか、行ったかはする店である。
夜になると、赤い"鳥吉"の提灯が、炭火焼のいい匂いとともに私を誘う。
赤提灯は何故かくも食欲をそそるのだろうか?
うまい匂いだけならまだしも、赤い提灯が揺らめき
私を、酒と食の道楽への道に誘う。
鳥吉の提灯の魅力はその佇まいにある。
昼間に見ると色を失い、煤けてはいるが、夜になると
仄かな光がゆらゆら揺れて、煤けた部分が炭火の香ばしい匂いを連想させるのである。
是非、萩に来られたら赤提灯に誘われて"鳥吉"の炭火焼き鳥を食べてみて欲しい。
味と雰囲気は最高だから。
マグネットシート